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Tue
Jan
2010
2009年度事業報告 地域感動体験委員会
2009年度 事業報告
地域感動体験委員会
委員長 永井 則吉
事業目的
現在地球規模で進行している自然環境破壊や温暖化が大きな社会問題になっております。そこで当委員会では、その問題に真摯に向き合い、地球規模の環境に関する「世界観」を子どもたちと共に考え共に育む事業を実施致します。具体的には、今まで参加した方々の「気づき」をさらに「広がりと繋がり」にする為に、子どもたちを中心とした環境ワークショップを開催いたします。その中で、「選ばれるまち利根沼田」を目指した、「水源地」としての誇りある自然環境を五感に感じるような事業、そして、利根川下流域の子どもたちと環境についての交流事業を開催致します。本事業を通じ、子どもたちの心と地域の心を繋ぎ、当青年会議所も共に学び、地域に対して啓蒙活動を行って参ります。
事業報告
第1回 環境ワークショップ(4月第2例会)
日 時:4月18日(土)9:00~13:00
場 所:田園プラザ(川場村)
目 的:川の探検隊発足なのでアイスブレイクや今後のワークショップの目的や行動計画を伝えたい。
内 容:①川の探検隊発足。昨年の事業を振り返る。
②川の探検隊による田園プラザ周辺の川の調査。
第2回 環境ワークショップ
日 時:5月16日(土)13:00~16:00
場 所:田園プラザ(川場村)
目 的:普段の地上からの視点を、山の上という視点で川や地域の観察をすることで自然の全体像のイメージを子どもたちに描かせたい。
内 容:①田園プラザの後ろ山(虚空蔵山)登山を行う。
②森の自然観察や日常生活から視点を変え、川や地域全体を山の上から観察。
第3回 環境ワークショップ
日 時:6月19日(土)13:00~16:00
場 所:田園プラザ(川場村)
目 的:川の水質・生物調査を行い数値で水質を客観視し、生物の種類で実際に川の汚れ度を観察・調査し「きれい」の考え方の尺度に変化をもたらしたい。
内 容:①尾瀬高生による「水の浄化実験」
②川の探検隊の川の調査;薄根川上流、下流、田園プラザ周辺の水質調査、生物調査を行う。
第4回 環境ワークショップ
日 時:7月18日(土)13:00~16:00
場 所:ホテルSL、川場村中学校周辺の薄根川(川場村)
目 的:川遊びをしてきれいな川の素晴らしさを体験し、おもしろさや魅力を体験してもらいたい。
内 容:①薄根川(川場中学校周辺)川遊びを中心に行う。
ライフジャケットと身に着け、川の流れを体感したり、水中の生きもの捕獲するトラップを仕掛けたり、川遊びの注意点や準備なども尾瀬高生からレクチャーをしてもらった。
第5回 環境ワークショップ
日 時:8月6日(木) 13:00~19:30
場 所:世田谷区民健康村 中野ビレジ(川場村)
目 的:利根川の下流域の子どもたちと交流することにより、川がつながり、自然も文化も繋がっていることを体感してもらいたい。
内 容:①川の探検隊の今までの活動を振り返る。
②尾瀬高生による利根川上下流を意識する交流プログラムの実施。(参加メンバー:川の探検隊、世田谷区の子ども山づくり教室参加者、東京農大生、尾瀬高生、JCメンバー)
③世田谷区の中高生(チームまるごと)企画による夕食交流会開催。(「川場村の素材を100%使用したハンバーガー」や「おもてなしのBBQ」など)
④丸太切りリレーなど交流プログラムの実施。
⑤東京農大生による、森の大切さを伝えるレクチャー開催。
⑥JCから間伐材を利用した参加者全員の名入れキーホルダーの贈呈。
第6回 環境ワークショップ
日 時:9月19日(土)13:00~16:00
場 所: ホテルSL、田園プラザ(川場村)
目 的:川周辺の清掃活動を通じて、川を身近にきれいにする心を育む。
内 容:①薄根川清流公園周辺の川の清掃作業。
②川魚のつかみ取り、試食の実施。
③まとめ発表ディスカッション実施。
第7回 環境ワークショップ(10月第2例会)
日 時:10月31日(土)14:00~16:00
場 所: ホテルSL(川場村)
目 的:川の探検隊の子どもたち、尾瀬高生、委員会それぞれの言葉でまとめを行う。
内 容:①川の探検隊からワークショップのまとめ発表
②尾瀬高生のまとめ発表
③委員会からのまとめ発表
委員会開催数 26回
スタッフ会議、尾瀬高との検討会開催数 5回
総評
毎回のワークショップの内容を尾瀬高生が主体的に考え、委員会メンバーと一体となり、実施してまいりました。おかげ様で多くの感動共有ができました。川の探検隊も自らの五感で体感し、共に考え、個々のとらえ方は様々ですが、心に残る事業ができたと思っております。今後、尾瀬高生や川の探検隊の子どもたちが将来、今回の経験が何らかのお役に立っていただければ幸いです。
今回のワークショップを通じて、最も感じたことは、利根沼田の自然の偉大さ、素晴らしさ。また、共に体感し、感動を共有する楽しさ・素晴らしさを強く思いました。
今後まちづくりの委員会事業を行う上で、このことは大きなポイントになると思います。
改めて、この地に生きる誇りと利根沼田のふるさとの素晴らしさを実感した事業ができたことに感謝申し上げます。