まちづくり委員会
まちづくり委員会
委員長 塩浦 千紘委員会人数 14名
事業計画及び職務分掌
主旨
近年、医療技術の進歩や社会的変化に伴い障害者数は増加傾向にあります。我が国では、全ての国民が多様な価値観を認め合い障がいの有無によって分け隔てられることなく共生していけるインクルーシブ社会の実現に向けて平成28年4月1日より障害者差別解消法がスタートし、令和6年4月1日から改正障害者差別解消法が施行されます。改正により努力義務であった事業者による障がい者への合理的配慮の提供が義務化されます。事業者とは、全ての働く者やボランティア活動を行なう者も含まれ、合理的配慮の提供とはインクルーシブ社会を実現させていくうえで必要不可欠です。
利根沼田でも障害者数はここ10年内で増加傾向にあります。こうした傾向から国や県の動きを踏まえて障害者施策を推進してきていますが、未だ障がいがある事で社会や日常生活において差別や偏見を感じる方も少なくありません。また、我が国では障害者雇用を促進していますが、利根沼田では全国平均を下回っている現状もあります。こうした現状の要因として、普段の生活において障がいのある人との関わりが少ないために、障がいに対する理解や積極的に考える機会が少ないことがあげられます。そのため、社会などで差別や偏見を感じることや、障がいに合わせた働き方や職種の整備が進まないことで障がいのある人が社会で自立していくうえでの障壁の一つとなり、自立する機会を逃して歳を重ねることで様々な問題へとつながるため、障がいのある子どもを育てる親や家族にとって子どもの将来への心配の一つとなっているのです。
そこで当委員会では、障がい者と健常者という分け隔てなく多様な在り方を認め合うことができ、より明るい豊かな社会を迎えられるために、障がいの有無に関わらず自らの能力を活かして積極的に参加し自立していくことのできる社会を目指します。そのためにはまず、多様化している障がいや障がいのある人の特性個性を理解していただき、どのように合理的配慮の提供をしたら良いのか、分け隔てのない利根沼田地域を築くためにはどのように行動を起こしていけば良いのかを知り経験する機会を設けます。そして利根沼田の未来を担う者には、多様な在り方を認め合える分け隔てのない社会の一歩を歩んでいただくことで、自然とお互いに支え合い助け合うことのできる心をもてるようになります。私たち一人ひとりの意識に変化が生まれることで社会全体の意識の変化へとつながり目指すべき社会となるのです。
人は誰しも一長一短であり、いつの時代も相互扶助の精神は欠かせないものでした。新たな時代となり、多様性あふれる社会となった今だからこそこの相互扶助の精神が構築された社会であり続けることはこれからの利根沼田にとっても切り離すことのできないものなのです。誰もがより明るい豊かな社会を迎え、利根沼田の発展とともにこのまちに暮らしていて良かったと思えるまちづくりを行なっていきます。
職務分掌
会員(同志)の拡大/出席率の向上/諸大会・諸事業への積極的な参加と推進/障がい者の自立に向けた事業の実施/ブロック大会設営協力/主管 LOM 事業の実施
委員会方針
- 障害者福祉の現状課題の把握
- 障がい者、健常者という分け隔てをなくした交流
- インクルーシブ社会に向けての関係構築
- メンバーも共に成長していける委員会の構築